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第29回日本緩和医療学会学術大会,第37回日本サイコオンコロジー学会総会,合同学術大会「優秀演題賞」受賞

令和6年6月14~15日、第29回日本緩和医療学会学術大会 第37回日本サイコオンコロジー学会総会 合同学術大会において、看護学講座の赤川祐子講師が「優秀演題賞」を受賞しました。

演題名「がんの親をもつ小学生の相談の実態と教諭の支援」

がんの親をもつ児童が教諭に初回相談した際、親の状態は「がん診断時」が最も多く、相談内容は「親との生活で心配や不安」が主であった。がん診断時は親自身の動揺や気持ちのつらさがあるため、子どもが家庭以外の場においても支援が受けられる環境整備が必要である。

教諭248名(54.0%)が児童への支援経験を有し、「子どもの行動や変化を観察」していた。一方、児童への支援に困難を感じる教諭は461名(94.3%)であった。教諭の支援経験の有無への関連するものは、女性、自身や家族のがん経験者、支援の認識を高く持ち、知識が深い、不安が強いものであった。

今後、児童を日常的に支援している教諭らの困難を軽減するため、医療者と学校側の双方向の連携体制が必要である。

第29回日本緩和医療学会学術大会,第37回日本サイコオンコロジー学会総会,合同学術大会「優秀演題賞」受賞