2018年03月20日
シンガポール国立大学看護学アリス・リーセンターでの研修が修了しました。
平成30年3月4日~10日、保健学科看護学専攻3年生4名と教員2名が、シンガポール国立大学看護学アリス・リー・センターにて、学生交換プログラムに基づく研修を行いました。
短期間でしたが、Medical/Surgical Nursing (成人看護)とMaternal and Child Health(母子看護)、Anatomy & Physiology(解剖学)の授業に参加し、学内の図書館や2つの病院と施設の見学など、多くの経験をさせていただきました。
※保健学科看護学専攻では、2016年よりシンガポール国立大学看護学アリス・リー・センターと学部間協定を結び、学生の相互訪問のプログラムを実践しております。
【研修初日~3日目:シミュレーションラボにて】
こちらでは、人工血液での血糖測定や、インスリン注射など、実践に即した形で技術の修得を目指しており、大変興味深いものでした。
授業時間外にもNUS 3年の多くの学生が、積極的に演習のトレーニングをしているのが印象的でした。
また、昨年から導入されたクリティカルシンキングのe-learningがあり、事例の状況に応じて必要となる情報を集めながら考えることが出来る実践的な内容でした。
【研修4日目:ラッフルズメディカルが運営する私立ラッフルズ病院を見学しました】
ラッフルズメディカルとは、シンガポールで約40年の歴史をもつ医療機関です。「To Patients Our Best(患者さんに最善を尽くす)」という信念を持ち、医療の安全と質の向上のために発展し続けているとのことでした。
ラッフルズ病院では、日本とシンガポールの医療システムの違いや病院の概要についての説明を受け、主に新棟の見学をしました。産科病棟、小児科、個室病棟など、高級感あふれる内装でした。また、在シンガポールの日本人クリニックも併設されており、日本人にも安全・安心の医療が提供されていました。
【最終日:アリス・リー・センターにてWrap-up Session】
美味しいケーキをいただきながら、明るく和やかな雰囲気で始まりました。
秋田大学の学生4名が日本や秋田県の文化、秋田大学のプログラムなどについて英語で発表し、その後、研修期間を共にした東京有明医療大学看護学部の学生から研修の感想が述べられました。
Elaine先生が研修の講評をしてくださり、研修修了証をいただきました。
【現地の学生とのふれあい】
プログラムが終わると、現地の学生がシンガポールの文化や食などを紹介してくれました。
学生たちは、学業以外の活動や趣味、好きな事などの話題で盛り上がり、国や文化を超えた交流が出来たと感じます。
臨床看護学講座
赤川 祐子