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2019年12月12日(木)
“県民の健康を守る” 秋田大学医療フォーラムを開催
秋田大学医学部・附属病院は11月16日、がん全般をテーマとした“県民の健康を守る”秋田大学医療フォーラム「がんを克服!社会・職場・家庭で活躍&エンジョイ」を開催しました。
9回目となる今回は、がん疾患の症例と最先端の治療技術、医療現場や行政の現状、社会復帰に向けた支援などを広く県民に紹介することを目的として、昨年に引き続き秋田市出身でフリーアナウンサーとしてご活躍の小倉智昭さんを特別ゲストに迎え、市民の皆さん約320名が参加しました。
山本文雄学長の開会挨拶の後、医学部腎泌尿器科学講座の羽渕友則教授の進行により、同臨床看護学講座の安藤秀明教授が「がん治療中の生活」、医学部附属病院がん相談支援センターの今野麻衣子がん看護専門看護師が「がんとの共生を支えるがん看護」、同院産科婦人科の熊澤由紀代講師が「がん治療後の妊娠・出産」、秋田県の堀井啓一副知事が「がんと共に歩む」、秋田県医師会会員・秋田産業保健総合支援センターの齊藤征司所長が「治療と仕事の両立支援」と題し、それぞれ講演を行いました。
後半のシンポジウムでは、小倉さんが登場。尾野恭一医学部長がインタビューを行い、2人の軽妙なトークが繰り広げられました。引き続き行われたパネルトークでは、来場者から寄せられた質問にパネリストや小倉さんが答える形式で、がんとの向き合い方などについて語られ、がんへの理解を深めました。
そして最後に、南谷医学部附属病院長が「皆さんが健康で幸せな人生を過ごすことを祈っている」との挨拶でフォーラムを締めくくりました。
また、小倉さんは、フォーラム前日に同大医学部附属病院を訪問し、がん全般に対する検査と治療の現場を見学しました。