教育目的・教育目標
教育目的及び教育目標
教育目的
本学ではすでに、平成5年11月と平成11年11月に自己点検・自己評価を実施した。この中で、医学部の教育の理念・目標を明確にした。さらに、第三者による客観的な外部評価を受けることが必須の要件であると考え、平成12年に学部独自の教育に関する外部評価を実施した。これらの自己点検・自己評価ならびに外部評価における評価委員からの貴重な提言を踏まえた上で、より具体的で明確な教育目的および教育目標を提示した。本医学部は、養成しようとする人材像を明確にした全般的な教育活動の目的を、以下のように定めている。
全般的な教育目的
豊かな教養に支えられた人間性、変貌する社会情勢と疾病構造や学問の進歩に対応し得る柔軟な適応能力、課題探求・問題解決型能力を体得し、地域医療において指導的役割を果たし、社会貢献できる医師の育成を目的とする。さらに、地域医療で直面する医学的課題を抽出し、生命科学・社会医学の研究を展開できる基礎的能力を有する医師の養成も視野におく。
以上の全般的な教育目的を達成するために、より具体的かつ明確な教育目的を以下のように定めている。
- 医師や医学研究者として活躍できる十分な能力と適性を有し、医学を通じて住民の健康・福祉の向上に積極的に寄与したいという強い意欲を有する者を入学者として受け入れる。
- 地域医療の中心として社会貢献できる倫理観豊かな医師を養成するために全人的医学教育を実施する。
- 医療の場における様々なリスクを理解した上で、安全管理能力を持つことができる医師を養成する。
- 生命科学や社会医学の研究者に必要とされる課題抽出能力、問題解決能力を有する医師を育成する。
- 情報システムと学年担任制度を活用して、学生へのきめ細かい日常生活支援を実施する。
- 医療・保健・福祉分野で積極的に国際交流や国際貢献を希望する学生には十分な活動の機会を与えることができる時間的余裕と経済的支援を行う。