お知らせ

2024年07月09日(火)

脳神経外科 小野 隆裕 講師が著者となる学術論文が国際誌『Neuro Oncol』に掲載されました。

論文タイトル

Integrated molecular analysis reveals hypermethylation and overexpression of HOX genes to be poor prognosticators in IDH mutant glioma.

著者名

3. Mamatjan Y, Voisin M, Nassiri F, Moraes FY, Bunda S, So J, Salih M, Shirahata M, Ono T, Shimizu H, Schrimpf D, Deimling AV, Aldape KD, Zadeh G.

掲載誌

Neuro Oncol

研究等概要

成人発症の神経膠腫はIDH変異型/野生型に大別されるが、前者の臨床転帰には大きなばらつきがあり、正確な予後予測は未だに困難である。本研究ではDNAメチル化解析、コピー数解析、遺伝子発現解析を組み合わせ、HOX遺伝子の過剰発現と同時高メチル化が、変異負荷の増加、異数性の増加、生存率の低下と関連していることを報告した。

HOX遺伝子群とIDH変異型神経膠腫の予後的な関連性を示した報告は世界初である。