お知らせ
2022年06月24日(金)
衛生学・公衆衛生学講座 野村 恭子 教授が研究代表者となる学術論文が国際誌『Nature and Science of Sleep』に掲載されました。
論文タイトル
Factors Associated with Insomnia Among Truck Drivers in Japan.
著者名
Miyachi T, Nomura K, Minamizono S, Sakai K, Iwata T, Sugano Y, Sawaguchi S, Takahashi K, Mishima K.
掲載誌
Nature and Science of Sleep
研究等概要
本研究は協会けんぽ秋田支部とトラック協会秋田支部と秋田大学(研究代表者 医学部衛生学・公衆衛生学講座 野村恭子)との共同研究であり、今年4月に秋田大学を卒業し研修医になった宮地貴士先生(平鹿総合病院)が執筆した論文です。不眠の症状を持つトラックドライバーは13%で、大量飲酒歴のあるものでは1.7倍、一日12時間以上の運転で1.8倍、STAI 状態ー特性不安スコア値の第4四分位(最高四分位)のもので5.3倍不眠症状のリスクが高くなったという結果でした。トラックドライバーの不眠症状には、不安が強く関連していることから、居眠り運転に繋がらないよう、不眠症状にストレス対処法の検討が必要であることが示唆されました。