お知らせ
2022年06月24日(金)
救急・集中治療医学講座 中永士師明 教授の学術論文が国際誌『Frontiers in Pharmacology』に掲載されました。
論文タイトル
Application of Japanese-made jidabokuippo in a modern society
著者名
Hajime Nakae, Yasuhito Irie, Toshiharu Kitamura, Manabu Okuyama
掲載誌
Frontiers in Pharmacology
研究等概要
救急・集中治療医学講座では西洋医学に加えて漢方医学も取り入れた治療を展開しています。外傷による出血・腫脹を瘀血と捉えて駆瘀血薬である治打撲一方を種々の外傷に応用してきました。ただ、漢方薬の有害事象についての報告も少なく、使用を躊躇される医療従事者もおられます。共著者の北村俊晴 特任助教の研究で治打撲一方の安全性が明らかになってきました。今回、その研究を踏まえて本邦で創製された治打撲一方の歴史的経緯や現代での運用方法を纏めた総説を中永士師明教授が発表し、科学ジャーナルFrontiers in Pharmacology誌に2022年4月11日付けで受理されました。
今後も救急・集中治療領域における漢方治療の有用性について様々な研究が続けられる予定です。