イベント
講演会・フォーラム・セミナー
FASEB Summer Research Conference-The Lysophospholipid and Related Mediators Conference: From Bench to Clinicについて開催報告書を掲載いたしました。
FASEBは米国の生物学・医学研究分野の主要 30 学会を統括する学術連合です。健康と疾病に関する様々な重要課題についての国際会議を多数主催し,テーマごとに世界の研究者が学会の垣根を越えて2年ごとに集う機会を提供しています。最新の研究成果を紹介し合ってその課題の解決を推進することで、人類の健康と福祉を増進することに貢献しています。
スフィンゴシン-1-リン酸(S1P)とリゾホスファチジン酸(LPA)を代表とするリゾリン脂質は、生理活性をもつ特殊な脂質です。リゾリン脂質をテーマとする当国際会議へも、FASEBは2001年以来2年ごとに開催支援を続けてきました。その間に大きく発展したリゾリン脂質の研究をもとに、多くの製薬会社によって多発性硬化症、間質性肺炎、がんなどの治療薬が開発されてきました。今年は7月にアメリカで開催され、リゾリン脂質を標的とした各種疾病治療・予防の可能性について議論するための重要な機会を提供することができました。また、前回2021年の会議はCovid-19の影響でオンライン開催だったので、対面での開催は研究者交流の促進という点でも貢献できました(参加者:欧米を中心とした64名の研究者で、うち日本人は10名)。
- 開催日時
- 令和5年7月9日(日)~令和5年7月13日(木)
- 開催場所
- Crowne Plaza Melbourne-Oceanfront, Florida, USA
- 参加対象者
- リゾリン脂質と関連メディエーターの研究者
- 主催・問合せ先(連絡先電話等)
- 主催:Federation of American Societies for Experimental Biology (FASEB)
オーガナイザー:石井 聡(秋田大学大学院医学系研究科 教授), Eric Camerer (INSERM, France), Annarita Di Lorenzo (Weill Cornell Medicine, USA), Markus Gräler (Jena University Hospital, Germany)