精神科学

組織紹介

医学専攻 病態制御医学系:精神科学講座の概要

構成員の紹介

教授 三島 和夫 Kazuo MISHIMA
准教授 竹島 正浩 Masahiro TAKESHIMA
助教 今西 彩 Aya IMANISHI
助教 伊藤 結生 Yu ITO
助教 吉沢 和久 Kazuhisa YOSHIZAWA
助教 馬越 秋瀬 Akise UMAKOSHI
助教 工藤 瑞樹 Mizuki KUDO
助教 小笠原 正弥 Masaya OGASAWARA
助教(緩和ケアセンター) 入中 啓輔 Keisuke IRINAKA
医員 井野 志保里 Shihori INO
医員 石塚 悠 Haruka ISHIZUKA
医員 宮腰 恵瑠 Eru MIYAKOSHI
医員 酒井 亮太 Ryota SAKAI
医員 山本 真理 Mari YAMAMOTO
医員 小舟 亮輔 Ryosuke KOBUNE
医員 白崎 陽一 Yoichi SHIRASAKI
医員 三島 日向子 Hinako MISHIMA
技師 山田 康子 Yasuko YAMADA
公認心理師 渡邉 真由美 Mayumi WATANABE
 

教育と研究の概要

主な担当授業

主な学部の授業
講義等:精神医学概論および各論、臨床精神生理学および精神薬理学、精神療法および認知行動療法、画像診断学、精神保健福祉法および関連法規など
実習等:脳波検査、睡眠ポリグラフ検査、心理検査、神経心理学検査、認知機能検査など

主な大学院の授業
講義等:精神生理学、睡眠医学、時間生物学、精神薬理学など
 

主な研究対象

主な研究課題名
1)向精神薬の適正使用と休薬に関する臨床薬理学研究
2)生体センシングを活用した精神医療・睡眠医療の向上とテーラーメイド化に関する研究
3)精神疾患患者の覚醒水準低下と認知機能障害に関する病態生理研究
4)睡眠状態誤認の病態解明を通じた難治性不眠症の診断・治療研究
5)修正型電気療法の臨床転帰の予測因子に関する研究
6)精神科入院患者における静脈血栓塞栓症リスク因子の同定
7)概日リズム調節機構の老化メカニズムとその治療法に関する研究
8)感情障害および睡眠・覚醒リズム障害の原因遺伝子に関する分子遺伝学的研究
9)神経発達症の睡眠・覚醒障害に関する研究

医学専攻 病態制御医学系:精神科学講座の概要

研究領域と課題等について
主な研究課題名は別記した。当科は,睡眠-覚醒障害に関する病態生理研究、診断・治療研究を長年にわたり続けており,国内の主要な研究・治療拠点として確固たる評価を得ている。また、近年では生体センシングおよびePRO(electronic Patient Reported Outcome)技術を用いて精神疾患および睡眠-覚醒障害患者の症状や治療転帰を在宅で詳細にモニタリングすることによって医療の質の向上を図る取り組みを行い多くの成果を得ている。また、精神疾患の成因に関して、精神薬理学的手法,分子生物学的手法,画像診断法などを用いた多くの研究課題が稼働している。これらの研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)、文部省および厚生労働省の科学研究費,多くの企業との共同研究費等によって実施されている。

診療科としての目標
1)臨床医学教育:精神神経疾患の診断能力、適切な治療技術および全人的医療を行うためにふさわしい態度の獲得を目標とする。
2)卒後臨床研修:国家資格である精神保健指定医資格、日本精神神経学会の専門医資格、大学院博士学位の取得を目標とする。
3)診療について:医科学的エビデンスに立脚しつつも,患者・家族との適切な共同意思決定(Shared Dicision Making)に基いて、人権を尊重した安心で丁寧な医療の提供を目的とする。
4)臨床研究:精神神経疾患の診断精度と治療効率の向上を目的とした臨床及び基礎的研究を進める。


診療領域
以下の疾患群の急性期治療および身体合併症症例への対応、難治性精神疾患に対する特殊療法(修正型電気療法、クロザピン療法、時間生物学的治療など)
・統合失調症およびその関連障害
・気分障害(うつ病、双極性障害など)
・不安障害(パニック障害、恐怖症など)
・ストレス関連障害(心的外傷後ストレス障害など)
・睡眠-覚醒障害
・過食症、拒食症などの摂食障害
・神経発達症(自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症など)
・認知症などの各種脳器質障害、せん妄
・物質関連障害(アルコール依存など)
・てんかん及びその関連精神疾患
・その他の精神疾患


特殊診療事項
1) 中枢性過眠症の診断と治療
2) 概日リズム睡眠-覚醒障害の診断と治療
3) 睡眠時無呼吸症候群の診断と治療